「デニムの生地」ができるまで【工場潜入】
染色・糊付け工場
ロープ染色
ビーム(筒)に巻き取る
糊付け前
糊付け中
縫製工場
織物は縦糸があって横糸を打ち込むことで生地になりますが
その縦糸にあたる巨大な糸巻(ビーム)になります。
デニムでもいろいろな糸がありこの工場では3,000本~10,000本の縦糸があり
縦糸の染色・サイジング(糊付け)をしてビームに巻き
織機工場で縦糸1本1本の間に横糸を打ち込んでいきます。
縦糸はデニムで横糸は白なので
表は青色に見えるが裏は白色に見えます。
生地の保管庫
綿・藍畑
少量の綿を育てていて
9月~11月頃に取ることができます。
花が咲いてから綿ができるんですか?
そうですね。
蕾が大きくなって中に綿の繊維ができます。
最初の出だしが大変でナメクジに食べられたり
水もしっかりとやらないといけないそうです。
海外は農薬を与えて枯らしてから収穫なんですよね?
刈りとる時に茎とかが混ざるので早く枯らせるために
枯葉剤を撒きます。
葉っぱをちぎってクシャッとさせたら
インディゴの染料は作れます。
日本のデニム産業が盛り上がってるのは藍だからとかではなく
織機が良かったり紡績が綺麗だったりとかですか?
そういう部分だと思います。
繊維産業自体、世界的に布・服にしても昔は重要視されて
色々な産業がそこを基に発展していきました。
例えば縫製するための“ミシン”が
機械である“マシン”の語源になっています。
縫製するミシンがメカニカルなものを“マシン”と呼ぶようになった。
スタートが縫製する“ミシン”だったように
繊維産業は“各産業の基”になっています。