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【革工場潜入#3】クロム鞣し製法はまだたった○○年の歴史だった。

先日レザー工場にお邪魔したので

そのレポート第三弾です。

原皮という動物の皮そのものから

いよいよ「革」へと鞣す行程です。

 皮をなめす方法は

「タンニン鞣し」

「クロム鞣し」

の大きく2種類に分かれます。

今日はクロム鞣しについて

詳しく見ていきましょう!

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クロム鞣しとは?

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クロム鞣しとは、

塩基性硫酸クロムという薬品で

皮を鞣す製法です。

1800年代後半に

ドイツで開発されました。

つまり

まだ開発から150年前後の

比較的新しい製法なのです。

洗濯機のような大きなドラムに

薬品と皮を入れ

ドラムの回転による遠心力で

薬品を浸透させます。

一度に100枚程鞣せるので

大量生産と短納期が可能になります。

世の中の革製品の9割は

クロム鞣し製法でできています。

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これが実際のクロム鞣し!

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こちらがクロムに油が混ざったもの。

ブルーの色をしています。

こういった大きな樽の中に

塩基性硫酸クロムと皮を入れて

ぐるぐると回して漬けていきます。

鞣し終わるとこんな色に。

クロムの色のブルーに染まります。

タンニン鞣しとは全然違いますね。

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目利きできるのはたった一人!?

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鞣し終わった「革」は

一枚一枚目視で検査し、

革のランクを振り分けます。

この等級検査は

この工場の中でも一人の職人さんが

熟練した目利きで行っているそうです。

その後、染料を吹きかけたり

艶出しをしたり、削ったり・・・

様々な追加行程を経て

それぞれのオーダー通りの

「革」に仕上げ

ロール状にして

出荷されていきます。

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You Tubeでも見られます!

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コラム3回に渡ってお見せした

「皮」が「革」へと進化する

工場見学はいかがでしたか?

なんと

この工場見学の中で

Japan Made 屋の

新作リュックに使う革も

鞣されていたんですよ!

どの革だったでしょうか・・・?

リュックについてはまたのコラムで・・・

実は

この工場見学の様子は

You Tubeでも上がっています。

機械が動く様子など

より詳しく見たい方は

是非Japan Made 屋の

You Tubeも見てみてください♪

⬇ ⬇ ⬇

【レザー工場潜入】伝統の”なめし”を見たら圧巻の工程だった・・・

Takuzooo

奈良出身/1989年6月16日/32歳/大阪在住
YouTubeチャンネル登録者数8万人
趣味:「ビジネスキャンパー」「丘サーファー」
資格:「教員免許」「大型バイク」「水上バイク」

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