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スウェードジャケットの製作現場

今回は

レザーの縫製と革屋さんを

見に行ってきました!

このスウェードジャケットは

秋口のブルゾンとして

着てほしいなと思い作りました!

わりと細い黒パンでもいいんですが

太いパンツでも合うようにと仕上げていきました。

ジーパンでも合うし渋みもあって

ブラウン×生地感など

すごく良い感じで仕上がったので

工場の様子もみなさんに見てほしいと思います。

街中で会ったらかっこいいですね~

しかも

コーディネートが簡単なんですよ!

パンツは

黒・カーゴパンツ・デニム

なんでも合うのに

意外とこの色味にみなさん挑戦しなくて

冬場は黒ばっかりになりますよね。

意外とシャツっぽい感じでも合わせられて

ジャケットの上にダウンベストを着ても合いますよ。

レザーだけど

すごく柔らかいし軽い!

もちろん防風です!

では

革屋さんから見ていきましょう!

ここの革屋さんとは

しばらく取引させてもらっているんですが

今回

サンプル帳を買わせてもらいました。

次回の新作で違うジャケットを作りたいので

いろんな革を見せてもらいました。

例えば防水の革一つにしても

Japan Made屋のリュックでも防水の革を使っているんですが

ここの革屋さんの防水の加工の仕方と

僕がお世話になってる革屋さんの加工の仕方が全然違いました。

なので実際に触って

革の質感だったり

見た目に光沢感があったり全くなかったり

そういうのを見ながら

どの革が良いかなとチョイスしていく感じです。

光沢ない革が製品になったりするのは

僕はイメージが湧いてきて

光沢ありの方だったら

ボタンとか無くしてシンプルにした方がかっこいいとか

マットな方はボタンとかを目立たせた方が

より大人っぽいかなと思ったりと

そういうふうにして考えていきます。

スウェードジャケットは

結構雨に弱いんですが

その取り扱い方法も教えてもらいました。

取り扱いとしては

タオルで拭くのもそうなんですが

結構濡れてすごいシミができた場合は

逆に濡らすそうです。

濡らして脱水をちょっとだけかけて

ハンガーで干します。

そしたら全く跡が気にならなくなるんですが

その時に油分が抜けてしまいます。

油分が抜けた後の手入れは

動画がでるのでそちらで確認してみてください!

ヌメも奥深くて

“ヌメ”とは言わないと、、、

東と西で言い方が違っていて

ヌメをわかってる人は革屋さんで“ボラン”って言うそうです。

第一鞣しと第二鞣し

どっちも植物であった場合は「本ヌメ」って言うけど

第一は化学繊維の鞣かたして第二で植物鞣しにする方法は

普通のヌメって言うのは

わからない人はわからないと思います。

⇧ ⇧ ⇧

北海道の牛革をこの方が

鞣しのオイルの量・水の量・時間など

全部配合して作った革

手前の緑の革が

使うと右の画像の財布ぐらい

濃くなってきます。

ここは革屋さんなのでいろんな革が売ってて

コードバンも売ってたりします。

そのコードバンが

10年後は値段が5倍以上になるそうです。

今は

牛の革一枚で2万円ぐらいなんですが

おそらく10年後には20万円はしないけど

10なん万にはなるみたいです。

なぜかというと

ウクライナとかでコードバンをやっていて

ウクライナとかが戦争の関係もあり

機械を大量に入れたやり方に移行していってるみたいで

コードバンができる場所が

ほぼ少なくなってきているみたいです。

そういう影響で

コードバンのアイテムの値段が上がりますよ

という話などをしてました。

必死に聞いている

⇩ ⇩ ⇩

次は

縫製会社さんです!

パターンを置いて切っていきます。

デニムとかと違って

レザーは大量生産ができません。

デニムは1枚の生地を切るんではなく

10枚とか20枚重ねて

それを機械で切っていくので

一回切るだけで10着とか20着できます。

でもレザーの場合は

革によって傷があるので

それを避けながら切っていきます。

なので一個一個手間暇かけてやって

1着作るのに最短で丸2日以上かかります。

一気に切られたみたいに見えるけど

よく見てもらったら色味とか若干違います。

場所をみながら

このジャケットに合うのは

この袖とかっていうを見ながら切っています。

他にも下処理が結構あって

折り目を入れて→留めて→ミシンで叩いていく

というものがあります。

この方々は

レザーのバイオーダーとかを作ってた方々なので

すごいレザーに特化しています。

ポップアップで

とあるブランドのレザージャケッをやってたということで

めちゃくちゃ特殊で

とにかくレザーの縫製というのは

普通の縫製屋さんはできないので

この方々にやっていただいています。

スウェードジャケットは

結構細かい部品があるので

そこを一個一個切っていって

一個一個折り返してと

すごい手間がかかります。

腰の部分一つにしても

上の画像のボタンのやつがあるんですけど

これいる?ってなるかもしれないけど

これがあることで

絞りもきくしデザインにもなるんですよ。

スウェードジャケットは

これから春先着るのもそうですが

インナーにロンTだけでなく

シャツとかを着るともう少し長い期間着れると思います。

ただ

ひとつ気を付けてほしいのが

スウェードの毛足が長いので

ちょっと服に付きやすいです。

でも裏地を入れてるので

身ごろには付かないんですけど

袖や裾の部分にインナーが白とかだと

たまに付くことがあるので

そこだけ気を付けてもらえたらなと思います。

毛足が無くなればもっとツルんとした表情になって

光の反射が多いので光沢も出るんですけど

このジャケットは

男臭さが売りなので

この起毛感は大事にしたいなと思いました!

ジーパンを履いてロンTを着て

ジャケットを着てるだけだけど

それだけでもかっこいい感じになってます!

一点一点手作業でやっていて機械が入ってないので

メチャクチャ手間はかかってるけど

人間が作るからこそ

より良いものができます!

機械に任せたら傷だらけとか

色が合わないってこともあるけど

人間が機械を凌駕してるという

縫製を見させていただきました!

Takuzooo

奈良出身/1989年6月16日/35歳/大阪在住
YouTubeチャンネル登録者数15万人
趣味:「ツーリング」「サーフィン」
資格:「教員免許(中・高"社会")」「大型バイク免許」「水上バイク免許」「ジーンズソムリエ」「パーソナルカラー診断」「顔タイプ診断」

Takuzooo

奈良出身/1989年6月16日/35歳/大阪在住
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