「どうやって派手な裏地を作ってるのか?」

動画を見ていただいた方もいるかもしれませんが
福井県にある
着物の織物屋さんに行かせていただきました!
着物の織物は
ジャケットの裏地に使用していて
「桜」「花札」など入れています。

それ以外に
今度パイソン柄の財布が出るんですが
その裏地でも使っています。
ちょうど見学させていただいた時に
高い機械が導入されていて
イタリアから輸入した織り機で
これ一台で1千万2千万するそうです。


見慣れない機械
着物の帯だからすごく細い!
デニムは横幅70㎝ぐらいあるけど
それに比べて帯は20㎝ぐらいなんです。
西陣織も着物の帯だから狭いんですが
それを広げる機械を作って
洋服、クッション、ソファーのカバーにしたりしています。

福井県は化繊が得意な地域柄で
ポリエステルとかを織るのが上手なんです。
財布の裏地ですね


金と黒の糸を使って模様を作っていきます。
これは着物屋さんならではの技術で
こういうのを見させていただきました。
これはよく見たらゴールドなんです。

ゴールドの中でも
平ではなく円形にすることによって
光の反射が少なく
それによって
見る角度によってはゴールドに見えたり
あまりゴールドに見えなかったり
一応計算されています。

ゴールドの糸
集まってるから太く見えるけど
20デニールの細さなので1本1本はすごく細いです。

こういうのが大量にあり
その数3万本

下に3万本の糸があって
このロールが切れたら
新しいロールに切り替えるんですが
どうするんですか?と聞いたら
昔は手で紡いでいたそうです。
今は機械が全部やってくれるそうですが
それでも1時間半ぐらい
セッティングに時間がかかるみたいです。


上から糸を垂らして
それを下で織っていくスタイルになっています。
本来は上からではなくて
後ろにやったりすることがデニムでは多いんですが
そうすると場所を取るから上にして
場所の有効活用をしてるんだと思います。



色とかデザインを
一から全部発注していて
「桜」も既存の物ではなく僕のイメージの桜で
文字も大きすぎたり小さすぎたりしないように
やってもらっています。

財布の柄も
見える角度によっては金に見えたり
金に見えなかったりしたいと
イメージを伝えたら
向こうからデザインが上がってきて
そこから作っていきます!
こちらは生地を作ってるとこ

財布を作ってるところは
以前工場見学をさせていただいた
香川県の「ルボア」さん
縫製屋さんからすると
ちょっとこれはズレるから織りづらいとかもあるので
どうやったらいい塩梅で作れるかというのを確認しながら
何回か調節して作っていきます!
今後
パイソン柄の財布が出来てくるので
また楽しみにしといてください!