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牛革の部位ごとの名称と特徴まとめ

皮革素材の中でも、最も広く使われているのが牛革です。
流通量の多さや加工のしやすさ、そしてバリエーションの豊富さから、多くのレザー製品に採用されています。

「革=牛革」とイメージする方も多いほど、非常に身近でありながら奥深い素材です。

しかし実際には、同じ牛革でも部位によって質感や強度、表情は大きく異なります。
本記事では、そんな牛革の「部位」にフォーカスし、それぞれの特徴を整理してご紹介します。

やや専門的な内容になりますが、革の理解を一段深めたい方はぜひご覧ください。

牛革の主な部位一覧

牛革は大きく分けて、以下のような区分で扱われます。

  • 半裁(はんさい)
  • 丸革(まるかわ)
  • ベリー(腹)
  • ショルダー(肩)
  • バット(尻)

それぞれ役割や特性が異なるため、用途に応じた使い分けが重要になります。

半裁(はんさい)

牛一頭分の革を背中から左右に分けた状態のもの。
現在もっとも一般的に流通している形です。

複数の部位を含んでいるため、用途に応じて自由に裁断できる一方、
部位ごとの特性を理解していないとロスが出やすい点が特徴です。


丸革(まるかわ)

一頭分をそのまま使用する未分割の革。
背中を含めた全体を活かせるため、裁断の自由度が高いのが魅力です。

特に左右対称のパーツを必要とする製品では、効率的に活用されます。


ベリー(腹)

腹部にあたる部位で、繊維密度が低く柔らかいのが特徴。
伸びやすく形状が安定しにくいため、強度が求められる用途には不向きです。

そのため、内装や負荷の少ないパーツに使用されることが一般的です。


ショルダー(肩)

肩の部分にあたる革で、非常に丈夫な組織を持っています。
繊維が複雑に絡み合っているため強度が高く、ベルトや馬具などにも適しています。

また、シワや「トラ」と呼ばれる独特の模様が現れやすく、
一点ごとに異なる表情を楽しめるのも魅力です。


バット(尻)

背中から臀部にかけての部位で、繊維密度が高く最もバランスに優れています。
均一で美しい表面を持ち、強度・耐久性ともに高水準。

バッグの外装など、見た目と品質の両方が求められる部分に多く使用されます。


まとめ

牛革は一枚の中でも部位によって大きく性質が異なります。

  • ベリー:柔らかく伸びやすい
  • ショルダー:表情豊かで強度が高い
  • バット:均一で最も上質

また、「半裁」や「丸革」のように複数の部位を含んだ状態で流通することも一般的です。

製品づくりにおいては、これらの特性を見極め、適材適所で使い分けることが重要になります。


革製品を見る際に、
「どの部位がどこに使われているのか?」
という視点を持つだけで、楽しみ方は大きく変わります。

ぜひ、ご自身のアイテムでもその違いを感じてみてください。

Takuzooo

奈良出身/1989年6月16日/36歳/大阪在住
YouTubeチャンネル登録者数19万人
趣味:「ツーリング」「サーフィン」
資格:「教員免許(中・高"社会")」「大型バイク免許」「水上バイク免許」「ジーンズソムリエ」「パーソナルカラー診断」「顔タイプ診断」

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