【革工場潜入!#2】そんなに漬けたらふやけちゃう!!?タンニン鞣しは○日漬けます。
先日レザー工場にお邪魔したので
そのレポート第二弾です。
原皮という動物の皮そのものから
いよいよ「革」へと鞣す行程です。
皮をなめす方法は
「タンニン鞣し」
と
「クロム鞣し」
の大きく2種類に分かれます。
今日はタンニン鞣しについて
詳しく見ていきましょう!
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タンニン鞣しとは?
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「タンニン」は植物から採取できる
ポリフェノール化合物の一種です。
アフリカや南米の
ミモザやケブラチョ、チェスナット
といった植物に多く含まれています。
タンニン鞣しとは、
このタンニンに皮を漬けて鞣す製法のことです。
歴史上最も古い鞣し製法であり、
古代エジプト時代にも行われていたとか!?
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これが実際のタンニン鞣し!
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タンニンを液状にしたものに
なんと
30日も漬け込みます。
逆に言うと
30日間漬ければ
一生腐らない革になるのです。
タンニン鞣し、、、恐るべし。
こちらは鞣し終わって乾燥させている所
触ってみるとまだ湿っていました。
・・・と、
なにか傷のようなものを発見。
なんとそれは傷ではなく
「家の牧場の牛だぞ!」
というブランド焼印でした。
これが仕上がった「革」です。
自然とついた色(ヌメ)が美しいです。
まだ硬い状態ですが
ここから柔らかくしたり
染色したり、表面を変えたり
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とまだまだ行程は続きます!
次回は工場潜入記最終回
クロム鞣しをご紹介します♪