“岡山児島”マウンテンパーカを1点1点手作業で縫製する様子【工場潜入】
裁断の時は出来るだけ近い色で組み合わせられるようにサイズごとに番号を振っています。
1・2・3・4・5...と全パーツに番号が付いていて
番号同士で縫い付けるので
その順番が狂わないように繋いであります。
同じXLでも全部一緒の色ではないんですね?
色が近い生地同士で縫い付けています。
例えば1番と100番が合体した場合
問題ないように見えるが経年変化していくうちに左右で色の落ち方が変わる可能性があるので
極力色が近いもの同士でやっています。
こちらでは洗い加工まですることが多いので加工すると一発でわかってしまうそうです。
刃が湾曲になっているので真っ直ぐやろうと思っても曲がっていってしまいます。
それを綺麗に内に寄せながら裁断していきます。
力のある人だったら10枚ぐらいは手動で裁断できるそうです。
ここで型入れしたものをマーカーという紙に出力します。
自動裁断機を使う場合は
隣の生地を傷つけてしまうので各パーツに4mmの間隔が必要になってきます。
そのためどうしてもパーツ間に余白が生まれてしまいます。
自動裁断機は早いけどロス率が高くなってしまいます。
手で切る場合は余白を埋められます。
各パーツは人が並べているんですか?
自動でまとめてくれる機能もついています。
ネスターといってそれに掛けるとバラバラのパーツがまとまります。
一箇所だけ出たりするとその分伸びてしまったり
カーブ部分を離しておかないといけないので
人が見て組み換えをして極力用尺を縮めるようにしています。
機械がないときは手動でカットしていました。
現在もそういう裁断屋さんはあるそうです。