【デニムは岡山だけじゃない!?】「三備エリア」とは何県のこと?
突然ですが、問題です!
デニムの産地と言えば・・・!?
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正解は
「岡山」「広島」です!
・・・と、このコラムのおしゃれ読者さんなら
パッとお答えになる方も多いと思います。
流石です!
でも
日本のデニムの有名な生産地
「三備エリア」と言われたら・・・?
一体、どこを指しているのか分かりますか?
この「三備エリア」まで知ってたら
もうあなたはデニムの知識のスペシャリストですよ!
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デニム産業が盛んな
備前(びぜん)
備中(びっちゅう)
備後(びんご)
この三つのエリアの総称=三備(三備)という!
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三備エリアとは備前・備中・備後の三つの「備」が付くエリアを指します。
備前・備中・備後とは、
現在の都道府県がまだなかったころの、昔の日本の地域の名称です。
地図で確認してみましょう♪
こちらが現在の中国地方の都道府県区分です。
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「中国地方」は、鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県の5県により構成されています。
ちなみに「中国」とは「中華人民共和国」の中国ではなく、
「中間の国」という意味からそう呼ばれるようになったそうです。
そしてこちらが
廃藩置県が行われる前の明治時代までの中国地方各地の名前です。
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このように、現在の中国地方と若干区分の仕方が違います。
現在の広島県と岡山県の辺りが
備前・備中・備後という地域にあたりますね。
ここが三備エリアです。
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デニムの聖地である岡山県児島市は
三備エリアのどこに位置しているのか。
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この三備エリアの中でも
特にデニム生産が発達している地域として有名なのが
「児島(こじま)」、「井原(いばら)」、「福山(ふくやま)」という市です。
これらの市はそれぞれ、
備前(岡山県の南東部)=児島
備中(岡山県の西部)=井原
備後( 広島県の東部)=福山
というエリアにあります。
この市にはとりわけ多くのデニム企業やデニム生産工場があるのです。
日本のデニム産業は
三備エリアによって成り立っています。
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なんで岡山の児島でデニム作りが始まったの?
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何故この三備エリアでデニムの生産が始まったのか・・・
それはデニムの聖地として有名な岡山県の児島市の
デニム生産の起源から紐解くことができます。
こちはの岡山県の美しい景色です。
このように岡山県から瀬戸内海を見渡すと、
多くの島々が見えますね。
実は大昔は児島市もこのように海に浮かぶ島のひとつだったそうです。
日本最古の『古事記』という本に
「大八島に続く九番目の島」として、「児島」が書かれています。
島の土は塩分を多く含むため米作は不向きでした。
そこで、発想を変え、
塩分に強い「綿」を栽培することにしました。
児島の雨が少なく温暖な気候も綿栽培には最適で、
綿栽培は大成功しました。
そこから日本を代表する綿の生産地に発展していったのです。
児島の綿栽培の成功例から、
周辺の三備エリアにデニム生産が広がっていったことは
容易に想像できますね!!!
今日はデニムの生産地が集中する三備エリアのお話でした!
去年、岡山県が主催している
ジーンズソムリエ検定を受けたお話
(⬇画像から関連コラムに飛べます⬇)
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