COLUMN

BLOG

【今更誰にも聞けないシリーズ】円安の簡単解説とロンTの行く末。。。

現在日本社会を大きく困惑させている「円安」。

「円安だから値上げが辛いよね〜」

とか

言いつつ

なんで円安だと値上げになってしまうのか!?

その仕組をしっかり説明できますか!?

実はボンヤリとしか理解できていない方のために

今日は中学校の公民の授業です!

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

円高とは。円安とは。

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

現在の国際社会は「国際分業」といって、

それぞれの国で採れるものや生産できるものを

お互いに輸出しあっています。その方が、

1〜10まで自国で生産するよりもコスト削減になるのです。

そんな国際分業社会ではお金とお金の交換は欠かせません。

世界には約180の通貨が流通していると言われていますが

輸出したり輸入したりする時、

お互いの通貨を両替しないといけません。

世界を代表する通貨である「ドル」と日本の「円」の

両替はいつでも固定の額ではなく、変動しています。

その変動によって

「円」の方が「ドル」より価値が高い時もあれば

「円」の方が「ドル」より価値が低い時もあります。

【円高】

円の価値が高い状況、

(世界で「円」が欲しいと思う人や企業が多い状況)では

ドルを円で安く買えます。これが円高です。

例えば

1ドルは平常状態なら100円のところ

1ドルが90円で買えるのです。

【円安】

円の価値が安い状況、

(世界で「円」が欲しいと思う人や企業が少ない状況)では

ドルを円で高く買うしかない。これが円安です。

例えば

1ドルは平常状態なら100円のところ

1ドルが110円で買うしかないのです。

今日(2022年6月26日現在)1ドルは135.21 円。

こんなにも円の価値が下がっている「円安」の状況は

20年ぶりということです。

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

具体的にはどのくらい値段に差が出るの?

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

【円高の時】1ドル=90円の時は

100万円の商品は90万円で輸入されます。

【円安の時】1ドル=110円の時は

100万円の商品は110万円で輸入されます。

1ドル単位ではたった20円の差ですが、

100万円の商品になると、

なんとその差は20万円にもなってしまいます。

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

輸入に頼らざる得ない状況の日本

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

ドルが高いのなら、輸入しなければいいじゃないか!?

と思いますが。。。

先程も説明した通り、絶賛国際分業中の世界では

完全に自国の産業だけでは成り立たないのです。

更に日本は資源に乏しい国ですので

日本の産業は輸入している資源を元に製品を作っています。

江戸時代は鎖国しても成り立っていたんだから

輸入なんかしなくたってイケるんじゃないか!?

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

綿で見る日本の経済が切り捨ててきたもの

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

そんな疑問は当然の疑問だと思います。

しかし、江戸時代と現代では大きく違うことがあるのです。

それは、近代国家となるために

高度経済成長を遂げるために

日本は多くのものを切り落としてきたのです。

その代表例が綿。

現在、日本で使用されている綿は100%輸入です。

ずっとずっと昔は日本でも綿花を作っていました。

しかし近代化の中で

日本国内で栽培していたワタは機械紡績に不向きであり、

機械紡績に適している綿を輸入して手に入れ

国内ではその輸入した綿を加工する方に徹していったのです。

日本は原料ではなく

加工する機械や、技術そのものをウリにすることで

国際分業に参加し

小さい島国でありながら大きな経済成長を遂げてきたのです。

ある意味成長戦略に成功したと言えます。

しかし、時代は更に進み、

せっかくのウリであった技術さえ海外に流して

大量生産大量消費経済へシフトしていきました。

いまや日本のウリであった技術さえ

切り捨てられようとしている・・・

と言っても言い過ぎではありません。

そんな日本の伝統技術を守りたいという想いから

このJapan Made屋は誕生しました。

(⬇画像から関連ブログに飛べます⬇)

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

Japan Made屋のあの人気商品に影・・・

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

Japan Made屋で大人気の商品で

入荷待ちしてくださっている方も沢山いるロンT。。。

ロンTの原材料の綿はインドから仕入れています。

スビンコットンという世界でも超高級の毛足の長い綿です。

このスビンコットンの輸入が円安によるダメージを受けています。

現在仕入れ値が10%上がっている状況です。

ロンT生産中の懐かしい話

思い出すなぁ・・・

(⬇画像から過去コラムに飛べます⬇)

現在13500円+税で販売しておりますが、

ブランドオーナーとして

仕入れ値が10%上がったからといって

販売価格を10%上げたくありません。

今まで買ってくださったお客様と

今後ご購入されるお客様で

金額に差ができるのが嫌だからです。。。

このまま円安が続き

原価が値上がりする状況が続くようであれば

大変残念ですが

生産中止の決断をしなくてはなりません。

今輸入している糸の分で

9月分までの受注は何とか続けたいと思っています。

せっかく皆様に愛され入荷してはすぐ売り切れる状況のロンT。。。

大変残念ですし、先が見えない状況ですが、

こんな時こそ新商品を考えたり

新たな打開策を考えていこうと

僕は前向きです!

コラム編集者☆ほしのこのつぶや木

私もお気に入りのロンTが大変なことになっています!

円安で一般家庭にもじわじわジャブが打ち込まれていますよね。

たまねぎは高いし、ポテチの内容量は少ないし。。。

でも屋主のように前向きに考えていかなくちゃですね!!!

とりあえず庭でミニトマトでも栽培しようかなぁ・・・

Takuzooo

奈良出身/1989年6月16日/32歳/大阪在住
YouTubeチャンネル登録者数8万人
趣味:「ビジネスキャンパー」「丘サーファー」
資格:「教員免許」「大型バイク」「水上バイク」

Takuzooo

奈良出身/1989年6月16日/32歳/大阪在住
YouTubeチャンネル登録者数8万人
趣味:「ビジネスキャンパー」「丘サーファー」
資格:「教員免許」「大型バイク」「水上バイク」

Back to Column...

Related Articles

CONTACT

お問い合わせはこちらから

CONTACT